コラム

広域アジア伝承、ゴールデンキャンドル

2025.06.12

ゴールデンキャンドルは、インドネシアを中心に、マレーシアやタイ・インドなどアジアの広い地域で自生しています。
千年以上前から利用されているスーパーフードです。
 
民間療法ではお茶として飲むほか、塩でもんだ汁を皮膚病や虫刺されの薬にしたりします。
フラボノイド類とSOD(酵素)を含むので、その働きによるものではないかと考えられています。
インド=アーユルヴェーダ、スリランカ=アーユルヴェーダでは目立たないものの、インドネシア=アーユルヴェーダの流れではよく使用されるとされています。
食物繊維が豊富で、アントラキノンをバランスよく含むことから、お通じに悩む女性に好まれています。
 
それほどアジアの広い地域に根付いているのに、原産国はなんと南アメリカ大陸。
どのように広まってきたのかとても気になりますが、その歴史はあまりよくわかっていないようです。
英語ではゴールデンキャンドルのほかに、「キャンドルブッシュ」「セブン・ゴールデン・キャンドルスティック」「クリスマス・キャンドル」なので、とにかく“西洋の方にはロウソクに見える”ということだけは伝わってきますね。花の写真を見ていただくとその理由が良くわかると思います。
 
ビタミン・ミネラルが豊富なだけでなく香ばしくておいしいこともあり、最近特に日本の女性たちにも人気が高まっているスーパーフードの一つです。