コラム

シナモンに秘められたパワー

2024.09.12

シナモン

リンゴなどの甘みや紅茶の香りとも相性が良く、お菓子によく使われるシナモン。
実は機能性に富んだスーパーフードの代表格であることはご存知でしたでしょうか。
漢方生薬としては「桂皮」と呼ばれ、様々な処方で登場します。
 
 

桂皮の効果


その効果は芳香性健胃、発汗、解熱、鎮痛、整腸など多岐に渡ります。
ニッケイ科の樹木の皮から取れることは共通ですが、どの木から取れるかで香りや成分に少しずつ違いがあるので、実は用途によって使分けられているそうです。
 
 

シナモンと脂肪燃焼


そのシナモンに脂肪燃焼を促す作用があるかもしれない、という研究結果が発表されたのは2017年のこと。
アメリカミシガン大学から、シナモンの香り成分「シンナムアルデヒド」が細胞内での脂肪の分解を早めたという論文が発表されたのです。
 
脂肪のエネルギー化が進めば、元気になりながら体脂肪を減らせるまさに理想的なメカニズム。
とは言え、シナモンを食べるために、アップルパイや八つ橋を食べては糖質が増えて全くの逆効果ですね。
 
シナモンの香りには食欲増進効果もあるのですからなおさらです。
どうやら漢方薬のように、他の苦そうなものと組み合わせたり(笑)、サプリメントとして抽出成分を活用する方が賢い選択と言えそうです。
 
食事もメニューとしては取り入れづらくても、シナモンの健康効果は上手に取り入れたいものですね!