コラム

アーユルヴェーダとビビタキポリフェノール

2025.09.25

アーユルヴェーダ


国連の専門機関のひとつ、世界保健機構(WHO)が「心身の健康増進・病気予防に有効な伝統医療/代替補完医療」として推奨するまでに認められてきた、インド大陸の伝承医学、アーユルヴェーダ。
 
アーユルヴェーダを実践するにあたり、特に重要な組み合わせ「トリファラ」に使われるスーパーフードが、アマラキ、ビビタキとハリタキ*です。
*日本の法律では薬品です。

ビビタキとはサンスクリット語で「病から距離をたもつもの」という意味だそうですが、アマラキと並び若返りには特に大切な木の実とされています。
 
近年になって科学的な検証が進み、なかでもビビタキポリフェノールである没食子酸には、さまざまな健康効果があることが明らかになってきています。
 
食べたものの糖質と脂質の吸収をかなりのレベルで抑えてくれる
 
これはビビタキの代表的な健康効果です。
 

ターミナリア=ベレリカ



 
ビビタキの学名はターミナリア=ベレリカといいます。
学名である「ターミナリア=ベレリカ」の名称で、様々な論文が発表されるまでになっています。
 
・ ターミナリアベリリカ抽出物の食後血中中性脂肪値および食後血糖値上昇抑制作用に関わる成分とその機序
※ 応用薬理 94 (5/6): 59-66 (2017)

・ ターミナリアベリリカ抽出物含有食品の内臓脂肪低減作用
※ 薬理と治療 46 (12): 2091-2098 (2018)

・ ターミナリアベリリカ抽出物含有食品の食後中性脂肪上昇抑制作用確認試験
※ 薬理と治療 47 (6): 949-955 (2019)

・ ターミナリアベリリカ抽出物含有食品の食後血糖値上昇抑制効果確認試験
※ 薬理と治療 47 (8): 1245-1251 (2019)
 
 

ビビタキの味と摂取方法


ビビタキのエキスはかなりの苦みがあります。
そのままスーパーフード食材として料理に取り入れることはかなり難しそうですが、カレーの隠し味にするなど、工夫して摂取できると健康の強い味方になってくれそうです。