コラム

ギムネマ・シルベスタ、またの名を・・・

2025.03.20

ギムネマ・シルベスタ
ダイエットに興味のある方なら、一度はギムネマという名前を目にしたことがあるでしょう。
その葉を噛んでいると、甘みを感じなくなるため、「糖分を壊す」というセールストークも耳にしたかもしれません。
 
学名は「ギムネマ・シルベスタ」といい、アーユルヴェーダではグルマール、和名はホウライアオカズラです。
 
甘みを感じなくなるのは、糖を壊すからではなく、甘みを感じる味覚受容体にギムネマ酸という成分が結合してしまうせいで、一時的な味覚障害を引き起こすためです。
この障害は2時間ほどで解消します。
とわいえ、どうやったら血糖に関する様々な効果がありそうなことについては研究が進められております。
例えば、血糖値の上昇を抑制するのは膵臓の細胞を再生しているからという説の論文も発表されています。
 
全く何も効果の無い物が、4千年以上も健康の為に用いてこられるということは考えづらく、これから研究が進めば、もっとたくさんの科学的な証明が出てくることだと思います。
 
糖の摂りすぎが健康寿命を短くすることは確実なので、それに対抗する手段としてのスーパーフードが増えることは嬉しいことですね。
さらなる自然科学の進歩が楽しみです。