ショウガは粉末がさらに凄い！

 
誰もが知っている、スーパーフードの代表格、「ショウガ」。
 
その成分は多岐に渡っていまして、
 
ジンゲロン・ショウガオール・ジンゲロール・シネオール・ボルネオール・カビコール・シトラール・クメン・シメン・ヒドロゲンジオン・ゲラニオール・ジンゲジオン・ヘキサヒドクルクミン・リモネン・リナロール・ミルセン・ネラール・ピネン
 
と、辛み成分と香り成分の宝庫です。
 
これらが体にさまざまな良い影響を与えてくれるわけなのですが、特に注目なのがジンゲロンです。
 
ショウガオールやジンゲロールが、体の表面の血流を良くし発汗を促すとされているのに対し、ジンゲロンは体の深部の血流を改善し冷え性に対する効果が強いと言われます。
 
しかしこのジンゲロン、生のショウガにはあまり含まれていません。
 
タイ料理をはじめとするエスニック料理や、薬味として使われる場合は生のショウガのことが多いですよね。
これは生の状態のときに多いショウガオールの殺菌効果や、シネオールの食欲増進効果を活かすためと考えられます。
 
ジンゲロンを増やす方法は二つあります。
 
一つは加熱する事。もう一つは乾燥させることです。
漢方薬では加熱してから乾燥させたものを「乾姜（かんきょう）」と呼んで「生姜（しょうきょう）」とは区別しています。体を温める目的で、乾姜が良く用いられることは有名ですね。
 
ショウガそのものを粉末化する過程でも、加熱と乾燥の工程が入りますから、粉末ショウガはより体のあたためパワーがアップしていると考えて差し支えなさそうです。
 
食べておいしい生のショウガと上手に使い分けたいですね！