コラム

ヒハツのパワーについて

2025.02.20

「ヒハツ」という名前はとても特徴的なので、すぐ覚えてしまいますね。
 
沖縄では「フィファチ」と呼ばれていて、
ソーキそばをはじめ沖縄料理には欠かせない貴重なスパイスです。
声にだしてみると、とっても沖縄的な響き。
 
このヒハツ、辛みや香りが素晴らしいことはもちろんなのですが、
最近ではその健康効果の高さに注目が集まり、
血圧対策の機能性表示食品の関与成分にもなっています。
さすがは伝統食材、体にいいスーパーフードだったんですね。
 
もともとアーユルベーダにもよく登場し、サンスクリット語では、”pippali”と書かれてました。
これが胡椒を指す英語の「Pepper」の語源になったと言われています。
胡椒よりも人類との関りは長いのかもしれませんね。
 
ヒハツや黒コショウと言えばピペリンという成分が重要です。
これも同じ語源ですが、そのピペリンが血管を広げてくれるそうです。
鼻に入ったりすると、鼻粘膜の血管が広がり、血流が良くなってムズムズ→くしゃみが出るとか。
ハクション大魔王も納得ですね。
 
この働きによって、一緒に食べたものの栄養素。
ビタミン・ミネラルやアミノ酸、ポリフェノールの「体内での活用効率」を高めるという、
凄い活躍をしてくれるのだそうです。
まさに他には替えのきかない名バイプレーヤー、というわけです。