体もお肌もサビる!老ける!それは活性酸素の仕業?!
2024.06.13
紫外線
5月、6月、7月は1月の約3倍!
天気が悪い日も、屋内でも安心はできません。
紫外線は絶えず地上に降り注いでいるので、日常生活で完全に防ぐことはできないと言われています。
例えば、紫外線の95%を占めるUVA波は、天気の悪い日でも地上に届き、窓ガラスを通り抜けて家の中まで差し込みます。
そのため、UVA波は年間を通して活性酸素の発生原因となり、肌のハリを保つコラーゲンやエラスチンを壊し、シワ・タルミの原因になります。
また、UVB波を浴びると、肌は日焼けで真っ赤に炎症し、軽い火傷のようになります。
その際、皮膚細胞を守るためにメラニン色素が作られ、シミやソバカスの原因になってしまいます。
UVケア
屋外はもちろん、家の中にいても避けられない紫外線から大切なお肌を守るためにも、毎日のUVケアが必要です。
家の中で帽子や日傘はしていられないので、UVカット効果のある化粧品でお肌を守ることが「サビない美肌」を保つコツになります。
日常生活では、SPF20、PA++を目安にすると安心です。
SPFやPA値が高いものもありますが、肌に優しいものを、使用量を守りムラなく塗ることが大切です。
SPF値は、1㎠あたり約2mgを塗る前提で計算されています。
顔と首の前後に塗ることを考えると、1回の使用量は、約1gになります。
活性酸素で肌も体もサビる!
紫外線を浴びると、細胞のDNAが傷つきます。さらに紫外線の害から身体を守るために、活性酸素が大量に発生します。
この活性酸素は、お肌や血管のコラーゲンやエラスチンにダメージを与えて、硬く、もろくしていきます。血液中の赤血球や脂質も酸化させるため、体内の老化が進んでいくのです。
活性酸素は何かと結びつこうとする働きが強く、これと結びついたものは、酸化され「サビ」てしまいます。
さらに、皮膚の細胞膜の働きを妨げ、過酸化脂質(酸化した脂質)を作り出します。皮膚細胞が酸化すると、メラニン色素が生まれ、シミの原因になります。
皮脂が酸化すると、ニキビの原因になります。そして真皮層にあるコラーゲンやエラスチンを破壊し、シワ、たるみの原因となり、肌が老化します。
活性酸素は肌だけでなく、身体にも大きな影響を与えます。美容と健康のため、1年を通じてUVケアをして、新たに作られる活性酸素を減らすことが大切です。
UVケアで活性酸素の発生量を減らす!
年齢とともに、紫外線への抵抗力が低下することにも注意が必要です。同じ紫外線を浴びたとき、60代は30代の4倍以上も老化が進んでしまいます。
つまり、同じ量の紫外線を浴びても、60代のお母様は30代の娘さんの4倍以上も老化が進んでしまうのです。
親子でお散歩を楽しんだ後、お母様だけがグッタリ疲れきってしまう原因の一つは、紫外線で発生した活性酸素にあるのかもしれません。
年齢を重ねるほどに、しっかりしたUVケアが必要になります。
お食事やサプリメントで抗酸化物質やアミノ酸、ミネラルを積極的に摂り、活性酸素を減らすこと。そして1年を通じてUVケアを心がけ、新たに活性酸素を作らないことが大切です。
楽しいお出かけを後悔だらけの残念なお出かけにしないためにも、体を老化させる紫外線と活性酸素に、今の時期からしっかりと備えましょう。