健康にいい油(あぶら)の食べ方
2025.04.24

この細胞の輪郭、細胞膜は「あぶら」で出来ています。
あぶらというと「高カロリー」な「燃料」のイメージがありますが、実際には燃料になるあぶらとは別に、体の「材料」として、とても大切な「あぶら」があります。
この二つは区別しなければいけません。
健康に良いのは「なおすあぶら」
「材料としてのあぶら」が足りていると、古くなった部分を直して若く保つことができます。
そこでこのあぶらを「なおすあぶら」と呼んでみます。
体に良くない「こわすあぶら」
「燃料としてのあぶら」は、余ると血管や脳をボロボロにします。いわゆる動脈硬化です。
そこでこちらを「こわすあぶら」と呼ぶことにします。
油と健康とダイエット
健康
脳は60%があぶらで出来ています(水分を除く)。
そのため、どんな油を食べるかの影響が大きくでてしまいます。
細胞は全身にあるのですが、「なおす」「こわす」のバランスの崩れで一番影響を受けるのが脳と血管です。
“「こわすあぶら」は血管にこびりついて、ボロボロにしていきます”
細い血管が多い脳や心臓は特に心配です。
ダイエット~「なおすあぶら」で痩せる
内臓脂肪、皮下脂肪が多いと、血管をまもっていた成分を体が作れなくなります。
そして、血管がボロボロになりやすくなってきます。
だから、ダイエットが必要な方こそ「なおすあぶら」をしっかり食べて、血管をまもる必要があります。
「なおすあぶら」はお腹についたりしませんからダイエットの妨げになりません。
それどころが、中性脂肪の燃焼を促進してダイエットを後押ししてくれます。
ここを間違えてしまい「こわすあぶら」を摂取すると、ダイエットにも健康にもマイナスとなってしまいますので、しっかりと選ぶことが重要です。
食べた方がいい「なおすあぶら」
毎日大さじ2~3杯とるのがおすすめ(3杯=30g、200~300kcal)
魚のあぶら
オリーブオイル
えごま油
亜麻仁油
生のゴマ味(白)
ナッツ類 など
ほどほどなら心配ない「あぶら」
たくさん食べると「こわすあぶら」となりますが、ほどほどなら大丈夫!
ひまわり油
なたね油
コーン油
大豆油
サラダ油
サンフラワー(べにばな)油
お肉のあぶら
食べない方がいい「こわすあぶら」
「体にいい油つかっています!」と宣伝されていない揚げ物は「こわすあぶら」であることが多いです。
バター
マーガリン
ラード
パン・菓子類(バター、マーガリン、ラード使用のもの)
販売されている揚げ物(スーパーのお惣菜、飲食店の揚げ物等)
「なおすあぶら」と「こわすあぶら」をしっかり見極めて、からだを喜ばせてあげてくださいね。