コラム

新型栄養失調で「夏」健康寿命が短くなる?!

2024.08.08

新型栄養失調とは?


ロコモティブシンドロームや寿命に直結する「新型栄養失調」とはどういうものなのでしょうか?
最近、3食食べているのに、お医者さんに”栄養失調”と言われた方が増えています。
飽食の時代になったことや偏った健康志向により、栄養失調になっている方が増えていることが問題になっています。
 

チェックシート



 

暑くなると、あてはまることが増えませんか?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


□ 暑さにも、冷房にも弱い
□ なんとなく体がだるい、重い
□ 疲れを持ち越しやすい
□ 風邪をひきやすい
□ 口内炎ができやすい
□ 集中力がない
□ 空腹感も満足感もあまりない
□ 歩くスピードが落ちた
 

体型年齢でこんな変化が起こっていませんか?
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


□ ヘソの位置が骨盤を結んだラインより下にある
□ 上半身より下半身の服のサイズが大きい
□ 二の腕・ふくらはぎがたるんでいて冷たい
□ おしりと太ももの境目があいまい
□ カラダや皮膚のたるみ、乾燥が気になる
 
2つ以上チェックが付いたら「新型栄養失調」の予兆です。
その不足している栄養とは・・・ずばり!アミノ酸です。
つまり、アミノ酸の不足が新型栄養失調になってしまうのです。
 

アミノ酸不足、何が問題なのか?


アミノ酸は筋肉や骨、血液、臓器を作る大切な栄養です。そのため、不足してしまうと、内臓機能の低下、免疫力の低下、貧血、脳出血、脳卒中、心臓病を引き起こす可能性が高くなってしまいます。
そして、今、最も要介護の要因になってしまっている「運動器障害」を引き起こしてしまいます。
 
 

新型栄養失調のままでいると要介護のリスクが…


要支援・要介護になってしまう要因とは


1位 運動器障害(運動器とは骨、筋肉、関節の総称です) 25%
2位 脳血管疾患(脳卒中) 18.5%
3位 認知症 15.8%
4位 高齢による衰弱 13.4%
その他 27.3%
 
「脳血管疾患」よりも「運動器の障害」、つまり、ロコモティブシンドロームが要介護・要支援の要因になっていることがわかります。
※要支援・要介護になった要因:厚生労働省「平成25年国民生活基礎調査」。健康寿命:厚生労働省「平成25年簡易生命表」「平成25年人口動態統計」「平成25年国民生活基礎調査」、総務省「平成25年推計人口」をもとに算出(小数点第2位以下四捨五入)
 

運動器障害への道のり


「新型栄養失調(アミノ酸不足)」

「サルコペニア(筋肉量減少)」

「ロコモティブシンドローム(運動器障害)」要介護・寝たきりの要因1位
 
こうなる前に、アミノ酸補給が不可欠です。
特に、女性は「太るから」「コレステロール値に悪そうだから」と肉食を避けたりしがちです。食べても消化に負担がかかるので、アミノ酸が不足してしまいます。
アミノ酸が不足すると、筋力が不足して体型年齢もあっという間に老化してしまいます。毎日、アミノ酸は消費されていますので、毎日、アミノ酸を補給しましょう!
 

アミノ酸とは?


アミノ酸とは「命の源」です。
太古の昔、46億年前、地球が誕生し海が誕生して、最初に生まれた命の源が「アミノ酸」です。生物はその後、誕生したと言われています。
つまり、その時誕生した「アミノ酸」が、今もすべての生物の「命の源」になっているわけです。
私たちの体も20%はアミノ酸で出来ています(60%は水分)。20種類のアミノ酸によって約10万種類のたんぱく質が生まれたり、血液や内臓、筋肉、遺伝子情報であるDNAなど、体のあらゆる組織を構成しています。
 

新発見!「体力」=アミノ酸プール



うれしい新発見!!
実は、私たちが「体力」と呼んでいる正体が発見されました。
それは、ズバリ、アミノ酸プール!のことです。
アミノ酸プールとは血液中に蓄えているアミノ酸のことでその蓄えている量と私たちの体力は比例するそうです。
つまり「アミノ酸プールが満タン=体力満タン」で、持久力や抵抗力、免疫力等まとめて底上げできるのです。
アミノ酸第一人者の東京大学の大谷教授も「アミノ酸はアミノ酸として、普段から十分貯金しておくことが大切」と呼びかけています。
アミノ酸を毎日上手にサプリメント等から補給して「体力」をつけましょう!