芽胞が決めての乳酸菌
2025.05.29

乳酸菌
乳酸菌は文字通り、腸の中で乳酸を作ってくれる善玉菌です。
乳酸は腸内の環境を、他の善玉菌が住みやすいように整えたり、腸管が動く際のエネルギー源になるので、乳酸菌が減るとお腹に元気がなくなってしまいます。
出来れば乳酸菌の援軍をどんどん送り込みたいところですが、乳酸菌は空気中の酸素に弱いうえに口から摂取してもすぐに死んでしまって、まず腸まで到達することがありません。
そんな中見つかったのが、自ら堅いカプセル(芽胞)を作り出して生き抜く力を獲得した「芽胞性乳酸菌」です。
まさにスーパーフード。
乳酸菌なのに、酸素に強く、胃酸でも胆汁酸でも死なずに腸までほぼ100%届くとても強い菌です。
でも、芽胞を作る乳酸菌はBacillus coagulans (バチルス・コアグランス)しか見つかっていません。
乳酸菌は死んでいても腸内環境をよくする働きがありますが、生きた菌を届けたい場合は、芽胞性かどうかを決め手に選ぶと良いでしょう。